社内SNSの導入に失敗してしまう原因とは?

ビジネスチャットTEんWAがお送りする業務改善、ノウハウブログ

社内SNSは電話、メールと並ぶ第3の主要コミュニケーションツールとして注目されています。SNSの最大の特徴は複数の人間が同時かつ気軽に情報交換をできる点です。そのため、部署を越えた交流が可能になり、企業全体での意思統一や情報共有が容易になると言われています。実際にそうした効果を狙って、SNSを導入する企業が増えてきているわけですが、期待に反して、意外とうまくいかないケースも多くあります。中にはSNSのことをよく理解しないままにワンマン社長のひと声で、導入が決定されたなどという事例もあります。

起こりがちな失敗例はこれだ!

そういう場合、社員もSNSの使い方がよくわからずに、誰も使用しないまま自然消滅してしまうのは極めて当然の結果です。しかし、それとは逆に、社員の多くがSNSに精通しており、導入当初から相当な書き込みがあったにも関わらず上手くいかなかった例も少なからずあります。役員たちも積極的に参加し、会社全体のコミュニケーションが活性化されたように思われたにも関わらず、半年後にはSNSを誰も利用しなくなるのです。また、会社によっては、業務日誌や部活動の報告をSNSで報告することを義務付けて継続化を図る場合もあります。しかし、それらの多くも結局、時間がたつと形骸化され、SNSの定着には至りません。さらに、社内SNSがそれなりに機能していたにもかかわらず、社長や役員が仕事の結果に対して特定の人間を糾弾するような書き込みをしたために、急速に使われなくなったというパターンもあります。

44-2

こうした失敗には共通の原因があった!

SNS導入の一連の失敗を見て共通する部分は何でしょうか?それは、いずれも明確な目標を決めていない点です。企業はSNSを導入した際、『社内コミュニケーションの活性化』や『自由な情報交換の場』などいうテーマを掲げます。それ自体はよいのですが、そのテーマを通して何を達成したいのかというゴールの設定が欠落しています。つまり、SNS導入の多くは、コミュニケーションや情報交換が活発になれば会社ももっとよくなるだろうという漠然とした期待感で見切り発車したにすぎないのです。仕事に関わらず、人は目標がない行為を長く続けることはできません。受験生が地道に勉強を続けるのは良い大学に入るためですし、スポーツ選手がキツイ練習を我慢して行うのは試合に勝つためです。そうした目標を定めずにただ、SNSを活用しろといっても長続きするわけがないのです。また、たまたま上手くいっていたとしても、先のような例のように何か不都合があるとあっという間に熱がさめてしまうことになります。また、SNSは大勢が参加した方が、活気づいているように見えますが、例えば、3000人の社員を抱える企業が、全員に使用を強要するといったやり方も問題です。それもまた、形から入って上辺を整えているだけで中身がありません。SNSの書き込みを増やして、にぎやかにするのが目的ではないのです。何か業務上の目標があり、それを達成するためのツールだということを忘れてはいけません。

44-3

導入前に最低限行っておくべきこととは?

そもそも、いきなり何千人もいる社員に対して全員参加などといってもうまくいくはずがありません。しかも、「なんでもいいから気楽に投稿して」などというのが一番難しいものです。そうではなく、まずは小規模のチームを作り、小さな目標から着実に成果をだしていく必要があります。例えば、「部署Aが作業効率を○%アップするために部署Bの情報を共有する」という具合に明確な方向性を提示して、その上で、数字を見ながら実際の成果を測るのです。目標としての数字があれば人はやる気になりますし、そういう小さな成果の積み重ねがあってこそ、SNSは社内に根付くものです。そのためには、ツールもその目標達成に必要な機能を備えたものを選ぶ必要があります。例えばこのケースでは、ビジネスチャットなどがおすすめです。ビジネスチャットなら個別のチャットルームを構築して特定の部署間だけでの情報のやり取りもできるので、小さなプロジェクトをいくつか並行して行うのにぴったりです。いずれにしろ、まずは、それぞれの部署でSNSを利用してどのような目標が立てられるかを考えてみてください。何もないというなら、それはSNSを導入するのはまだ早いことを示しています。あくまでも目標ありきの話なので、世間で流行っているからなどという理由で導入するのは避けましょう。

※記載の会社名・商品名・ロゴマーク等は各社の日本および他国における商標または登録商標です。

まずは、実際に使ってみてください!

ビジネスチャット『TEんWA』無料トライアル

  • 無料
  • 30日間
  • フル機能*
  • すぐに利用可能
無料トライアルを
申し込む3分ではじめられます!

ディスク容量:10GB/1ユーザ(25ユーザまで)
*オプションを除いた基本機能でのトライアルとなります

コミュニケーションデータを分析する未来価値【前編】

コミュニケーションデータを分析する未来価値【後編】

なぜビジネスの場でLINE(無料のコミュニケーションツール)がだめなのか

企業版LINEの選び方

社内SNS(ビジネスチャット)でも「スタンプ機能」がある理由

取引先との関係性も向上!ビジネスチャットのメリット

鬱や業務負担をチャットで気づいてあげられる仕組み

オンプレにも対応のビジネスチャット