
ビジネスチャットTEんWAがお送りする業務改善、ノウハウブログ
最近何かとよく聞かれる「KPI」。会社勤めの方であればKPIという言葉を一度は聞いたことがあると思います。目標を達成するために設定が必要なKPI。
ここではKPIを設定する際のポイントを紹介します。
KPIとは
「KPI」は「Key Performance Indicator」の頭文字をとった言葉で「重要業績評価指標」を意味します。
要は、ある目標を達成するためのチェックポイントのようなものです。
たとえば「月の売り上げを100万円にする」という目標を掲げたとしましょう。その場合、週や日の売り上げが最低いくらくらいでなければならないかという指標ができます。月が4週であれば、週25万円。一週間に5日間の業務日があるのであれば、日に5万円の売り上げが必要です。この目標達成までの週や日の指標がKPIであり、もしも日次でKPIをチェックするのであれば、売り上げが5万円を超えていればKPIを達成したと言えます。
KPIはどのようして設定すればいいのでしょうか。
次にKPIを設定する際のポイントを紹介しましょう。
KPIを設定する際のポイント
KPIの設定の方法は、業種によって変わるものです。ここでは、一般的な設定方法を紹介します。
業界標準値
まずしなければいけないことが、最終目標の設定です。この最終目標を設定するときに、忘れてはいけないものがあります。「業界標準値」です。
業界標準値とは、統計学的に出されたその業界の平均的な数値のことで、この数値を無視して最終目標を設定してしまうことは絶対に避けなければいけません。
わかりやすく説明しましょう。
ある出版会社が、「Aというジャンルの月刊雑誌の発行部数を増やす」という目標を立てようとしたとします。Aというジャンルは、ほかの出版社の発行部数の平均値、つまり業界標準値が1万部です。それなのに、その出版社の立てた目標が「発行部数15万部」というものだったらどうでしょう。平均値の15倍もの発行部数を達成するのは、よほどのことがないかぎり不可能ですよね。
逆もしかりです。
目標が「発行部数1000部」では、そのジャンルで得られるはずの収益を上げることができなくなります。
つまり、最終目標は常に業界標準値と比較して妥当なものでなければならないということです。業界標準値は「企業四季報」など、統計情報が載っている本に記載されています。ぜひチェックしてみてください。
KPIは具体的に設定する
最終目標が決まれば、今度はそれを分解、逆算するなどしてKPIを設定します。そのときに注意しなければならないのが、できるだけ具体的にするということです。
上記の出版社の例で、最終目標が「発行部数1万部」であれば、そのために週次、日次で達成すべき数値を出します。その数値自体もKPIと呼べますが、その数値を実現するための具体案を出すことが必要です。要は「発行部数1万部を達成するためにできること」がKPIなのであり、数値はそのKPIを定量化したものであると言えます。
また、この定量化できるということもKPIを設定するうえでの重要なポイントです。測定ができれば達成したかどうかの判断がしやすいからです。
KPIは共有する
設定したKPIは、メンバーで共有することをお勧めします。
ビジネスチャットを使って進捗状況をメンバー間で共有し管理したり、メンバーの「ToDoリスト(やることリスト)」を作ったりすれば、一体感が生まれてより最終目標を達成しやすくなりますよ。
KPIを設定する上でのポイントがお分かりいただけたでしょうか。KPIをうまく設定すれば、着実に最終目標を達成できるようになります。KPIを設定しようと考えておられる方は、ぜひここで紹介したことを参考にしてみてください。
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